島津製作所が、日本水産の上場子会社である日水製薬に対してTOBを実施し、完全子会社化を目指すことを発表した。買付代金は最大約176億円で、買付期間は7月28日まで延長された。日水製薬は1935年に設立され、臨床診断薬や医薬品事業を展開している。島津は2015年に日水製薬と業務提携しており、今回の買収で事業拡大を図る。M&Aアドバイザーとしては、島津製作所の戦略に合致する買収であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。